深夜 風呂場から悲鳴が聞こえた
そして裸の娘が飛び出してきた
「のぞかれてた!」そうだ
ウチの風呂は窓が2段になっており下は磨りガラスで
上段は透明のガラスである
下の窓は雨戸で閉じてあり上の小窓はかなり高い

そこをのぞくには塀を登り尚且つ175センチ以上なければ
まず不可能である
おまけに人通りもある
その通りで堂々とノゾキだ
堂々のレベルが尋常ではない
長風呂の娘がどの位の時間のぞかれていたのかはわからない
この女は風呂でジプロックに入れたドラクエをする阿呆だ
体を洗い歯を磨き何か変だと窓を見上げると
面長の若者と目が合ったそうだ
想像するとちょっと怖い
いやかなり怖い
思いもよらぬところに人の顔がある
そう考えると風呂に入るのが怖くなった
連れ合いに言うと
あんたの裸見た方がもっと怖い
トラウマになったと訴えられえるでと言われた
磨りガラスに替える金が惜しいからペンキでも塗ろうと思う
ちらちら上を気にしながら入る風呂は落ち着かない