日曜日の昼下がり
連れ合いがあんたに客だと呼びに来た
玄関を開けるとそこには見覚えのある顔
よく見ると高校の同級生
何十年ぶりかの再会
大声で驚き 何があったのか尋ねた
「わかるでしょ?選挙のお願いに来たの」
特別親しくもなく 
おまけに家に来たこともない
時期が時期である
この条件 どんなあほうにも分かりそうなものである
そんなことも全く思い及ばず素直に喜んだ
私は万死に値する低脳
岸本加代子冬柴鉄三の応援に来たのは知っていた
対抗馬の田中康夫の追い上げに苦戦しているそうである
彼女も大阪在住でありこの選挙区とは縁がない
過去一度も選挙で頼まれたことがなく
彼女が創価であることなど知らなかった
この度の選挙の必死さが伝わろうというものだ
「わし 反創価やから死ぬまで公明党にだけは
投票することはないねん
公明党の今までしてきたこと考えてみ?
それを頼みに来るて正気の沙汰け?
そやけどこんなサプライズさせる創価て凄いなぁ
それはホンマに思うわ
今日うちに来んかったらあんたが創価って
知らんと終わったのに 
それより池田大作死んだってホンマ?」
私の考えに驚き ショックだと言って帰って行った
聞けば彼女は結婚後一年で離婚
おまけに女児も出産しているのだそうだ
南無妙法蓮華経のお題目よりも
もっと考えなあかんことありまっしゃろ