日曜日の昼に
連れ合いの会社を定年退職した人から携帯に電話が入った
近くまで出て来たから会いたいとのこと
2時間後帰ってきた連れ合いが
「久しぶりでオレに会いたくなって電話をくれたと思ってたら
冬柴鉄三を入れてくれっちゅうことやってん」
「ま 純粋にあんたに会いたいと思う人がおると考える方が
どうかと思うけどね」
「あんまり腹が立ったからそんな用件なら電話でいいんとちゃいますか
って言うてやってん」
「おう 男前やんか」
「ウチのヨメが絶対アカンって言いますから無理ですって言うたった」

私がこの男に日常茶飯事罵声を浴びせるにはこのような事情がある
「おまえには意思っちゅうもんがないんか!
なにがウチのヨメじゃ ヨメを出さんと断れんのか
僕はこうです 僕はこう考えます 僕の考えと相容れません
そうはっきり言わんかい あほぼけかす」
理性と教養と品性を失わず仁王立ちで話しかけると

「オレの素直な意見を言うてもアンタいっつも怒って却下してきたやんか
何を言うても怒られてきたからこうなるのは自然の摂理やで」

屁理屈を言うなと貧弱なケツを蹴り上げてやった

友人の連れ合いが仕事先でダウンタウン松本の母娘に
冬柴を頼まれたそうだ

冬柴さんは人気者である