miewart2006-11-30

JTがまた来た
そしてまた今回も東京だけ
仕方なくまた行って来た
昨年オープンしたライブハウスの1周年記念
その目玉での来日である
実は昨年のライブの後に
JTの楽屋に呼んでもらえたのである
彼と二人きりで喋りながらも
これはきっと夢だ
絶対夢だ
こんなことがあるはずがない
そう思いながらぼーっとしていた
何度も彼が私を抱きしめてくれた
本当に何度もである
私の耳元で
何度も「I LOVE YOU」と囁いた
失神しそうになるのを必死で我慢した
そして彼がメルアドを教えてくれと言って来た
私は信じられず
何やて?もう一回言うてみと聞いたが
彼はまた同じことを言った
その日から私は彼のメールを待ったが
来なかった
なんやねん 期待させやがって
JTのあほんだら
今回のライブ
私は最前席だ
彼が途中
タキシードとシルクハットに着替えた
歌が始まるとすぐに
彼が被っていた帽子を私に差し出したのだ
くれるんかい
帽子は汗でしっとりしていた
もしかして私を覚えてる?
そんな事を考えながら彼の帽子を抱きしめた
しかし
衣装替えの時に彼は取りに来た
なんやねん 期待させやがって
そしてライブが終わり
私を覚えているかと声をかけた
彼は
「もちろんやんか
そやからこうして戻ってきたがな
後でおいでや」
と言ってくれたのである
さすがレディキラーと異名を取った男だけはある
口から出まかせも堂に入っている
それやったらメールくれんかい
と言ってやりたかったが
もうその言葉だけで満足である
この日連れ合いも東京に出張中で
待ち合わせて一緒に帰る約束をしていた
逡巡したが
JTに会いに行くのは止めた
昨年二人で会えただけで
私の夢は昇華していた
私を覚えていたと嘘も聞けた
後でおいでと言ってくれた
もうこれ以上何も望むことはあるまい
こんなおばはんをひと時でも相手にしてくれたのだ
私にとっては
世で言うブラピやヨン様の存在である
ずーっとずーっと好きだったJT
10頭身でギスギスだった彼が
6頭身となって
お腹もぽっこり出て
足も短くなって
二の腕もぷるんぷるんになって
お世辞にももうス・テ・キとは言えない
53歳になったJT
叶うはずのない夢を叶えてくれたJT
そして私は丸の内で待つ連れ合いの所に戻った
写真は昨年
彼のマネージャーが撮ってくれた私の宝物である