四万十川のバスツアーに行って来た
日本最後の清流のはずが濁っていた
地元の人が言うには
この時期は雨が多い為に濁っており
澄んで美しいのは冬だそうだ
安いはずである
美しくない四万十川を見て
不味い料理を食べ
安物のホテルのせんべい布団に寝て
腰の痛さに目を覚ます
貧乏低脳夫婦にこれ以上ぴったりの旅行があるだろうか
おまけにこの安物のホテル
部屋の花は酒瓶に生けてあった
せんべい布団との素晴らしいコンビネーション
いっそ何にも飾らないという潔さは無く
酒瓶に生けるセンスに脱帽である
「おまえ達は正真正銘の貧乏だ」と
何度も念を押してくれたホテルである
ツアーの中に4人の中国人がいた
カタコトの日本語を喋るおばさんと
全く日本語を話さない男3人
バスの中での彼らの話し声の大きさに目が点となる
おばさんの息子らしき20代のその男に
しょっちゅう携帯電話がかかり
大声でバスのなかで広東語で話す
所かまわずタバコを吸い
入ってはいけない芝生に堂々と入り
その芝生にタバコを捨て足で消す
無敵の4人組である
周囲の苦虫を噛み潰した顔なんて何のそのである
こんな人間が13億もいる国に
日本人みたいなチンケな民族が何を言ったって
歯が立つ訳がない
どう逆立ちしたって適う相手ではない
たった4人の中国人ですら
テポドン一個分の威力があるのだから