5ヶ月前に抜いた甲状腺のう胞の液が
また溜まり大きくなった為に
重い腰を上げて病院に行ってきた
病院に行くのが嫌で伸ばし伸ばしにしていたが
やはりどう見てもみっともない
長い時間超音波をあて
前回と大体同じ量ですねと
またぶっとい注射を刺された
ゆっくりと時間をかけ針を抜く時に
医者が「あっ」と言った
何?何の「あっ」なん?
「頑張り過ぎたわ」
と言う
なんのこっちゃ
「前回12CC取れたから
今回も12CC取ってあげようと思ったら
取り過ぎてしまったみたいやわ
甲状腺を破って出血させてしまった」
と言うではないか
「11CCで止めとこうと思ったんやけど
ぺったんこにしてあげたかったから
頑張ったんやけど頑張り過ぎたわ
そやからのう胞に血が入ってしまって
また袋が血で満タンになってしまったわ
ごめんね」
と謝られる
そしてその血は今抜けるのかと聞けば無理だと言う
出血が止まっていない為に出来ないのだそうだ
そんなあほな
病院に来るのが嫌で嫌で今日まで延ばして来た
しかしぷっくりと膨れたのどがみっともないから
やっと来たのに
医者のミスの為に
わざわざ痛い思いをして元通りのふくれたのどである
こんなんありかいな
何とも人の良さそうなこの医者に
申し訳なさそうに謝られては文句も言えないではないか
痛い?
いえ 大丈夫です!
けな気な私は笑顔で答える
しかし心の中では
じじぃ 調子乗って抜いてんと11CCで止めとかんかい
どないしてくれんねん こののど!
あほんだらあほんだらあほんだら
と叫んでいた
じゃ また抜きに来てくださいね
はい お世話になりました
こんなにあからさまなミスをされたのに
3600円を素直に払い
病院を後にした
首が痛い