ジャック・ニコルソンがあんなに意外な顔して
受賞作品の名前読み上げたもんだから
どんな映画なんだろうかと思って観にいったら
殊の外面白かった
彼もやはり
ブロークバック・マウンテンと読んでいたのであろうか
まぁ受賞した製作者達が驚いているくらいだから
あの会場にいた殆どが驚いたに違いない
さてその「クラッシュ」
時間の使い方も役者の使い方も
上手いことやるなぁが感想である
登場人物の誰も彼もがやっかいで
そのやっかいさを
112分で納得させてしまう脚本は見事である
作品賞受賞に不思議はない
検事役にブレンダン・フレイザー
あの「悪いことしまショ!」のブレンダンが検事である
上手いなぁ 何やっても
マット・ディロン
近年はどの映画もとほほの役である
マット・デイモンとは一字違いなだけなのに
エライ違いである
今回でもやはりあの顔にぴったりの
とほほ感を存分に漂わせていた
若造相棒役のライアン・フィリップ
ヨメは主演女優賞受賞である
女性ではジュリア・ロバーツ抜いてギャラNO1だそうだ
全然見えないけど超お金持ちの男である
ヨメのお陰だけど
アカデミー協会は保守派が増し
ゲイを忌みイスラエルを刺激せぬよう
クラッシュを選んだと受賞後陰口を叩かれていたが
そんな噂も蹴散らかす面白い映画であった