キングコングを見てきた
キングコングが作り物であるのは百も承知である
なのにあの表情に泣かされた
取り立てて面白いと言う内容ではないし
突っ込みも入れ放題の映画である
しかしさすがはピーター・ジャクソン
スケールはデカイ
テンポが絶妙
時間の長さを感じさせない
難を言えばエイドリアン・ブロディの上手さを
あの役では引き出せていなかった事が残念である
あの役なら別に彼でなくても誰でも良かったのではないか
非常にもったいない使い方である
「人質」なんか正にどんぴしゃの映画であった
異常者の役をさらりとやってのける
ティム・ロスの様にこれ見よがしではなく
何気ない表情で見ている側の戦慄を走らせる
そんな彼にあの役を充てた
まさに役不足である
ナオミ・ワッツ
彼女の顔は何度見ても覚えられない
何本も見ているのに印象が全く無い
綺麗な顔なのは分かるが個性が感じられず
今も思い出せない
インパクトの無い美人
私の彼女に対する印象である