miewart2005-12-02

うんことしっこで一日が始まり
うんことしっこで一日が終わる
良く考えれば私は一日中うんことしっこにまみれている
ここでエラそうな事を書いていても
やってる事はうんことしっこである
目覚めて先ず始めにすることは
大量のおしっこシートの片付けである
7頭も犬がいれば量も半端ではない
おまけに現在末期の癌で寝たきりの大型犬がいて
その犬はうんこもしっこも垂れ流しである
その犬を拭き
周りを雑巾がけし
床ずれが出来ない様に寝ている体の向きを変えてやる
赤ん坊の頭程ある癌から噴出す体液は
凄まじい悪臭のたんぱく質で家中に充満する程の勢いである
そしてサルのうんこ
オウムや他の鳥のうんこ
カメやカエルのうんこ
これらを片付ける
そうしている間にまた犬がおしっこをする
シートを換える
換えるとまた別の犬がおしっこをする
その繰り返しである
時々ふと なんでこんなにおるねんと発狂しそうになる
しかしよく考えてみれば
全ての生き物を独断で購入したのはこの私である
連れ合いに何度も「もう増やさんといて」
と泣く様に頼まれても無視し続けた
これでも現在の生き物はかなり減っているのである
よる年波のせいで肉体的な限界に気付いてきた結果である
単に面倒くさくなっただけであるが
以前は生き物の数を数えるのが大層な程いた
連れ合いには
「見てみぃ 減らしていってるやないけ」
と自慢している
放し飼いにしているオウムやコガネメキシコインコは
突然頭の上に飛んできたりする
そして知らない間にうんこをしている
髪にも服にもうんこである
忘れてそのままの姿で宅配便を受け取ったりもしている
ホームレスのおじさんでももう少し小奇麗であると思う
何十年もこういった生活を送っている私には
汚いとか恥ずかしいとかいった概念が
いつのまにか消滅しているのである
どんな感情であったのか
思い出す事すら難しくなってしまっている