空を飛んでいる夢を見た
正確に言うと空ではなく
アーケードのついた商店街を飛んでいた
飛んでいる姿も両手を伸ばすカッコイイ姿ではなく
屋根すれすれの所を平泳ぎで飛んでいたのである
それも落ちない様に必死で手足をかいていた
商店街の上を飛びながら
いやぁ あそこまた新しい店に変わってるわ 安いんやろか
あの人あんなお店で買物してはると言いながら飛んでいた
目覚めた後の脱力感は筆舌に尽くし難い
何故いつもこんなに悲しい夢しか見られないのだろうか
せっかく飛べたのに商店街 そして平泳ぎ
商店街で飛ぶ必要性が何処にあるというのか
私の頭の中身がどれほどお粗末かが分かるというものだ
夢なら覚めないでと願う様な夢を一度は見てみたい