miewart2004-07-19

10年程前に教育テレビで「天才ヨウムアレックス」
というドキュメンタリーがあった
そのヨウムはオウム返しではなく自らの考えで喋るのである
例えば三角で緑の木の玩具を渡し
この形はと聞くと「トライアングル」
色は「グリーン」
材質は「ウッド」と答える
クッキー食べる?と聞くと
「今はお腹一杯だから後で頂戴」
いたずらして叱ると
「ごめんなさい もうしないから優しくして」と言うのだ
感動した私はすぐにヨウムを買いに行った
家族には天才なんだからと文句を言わせなかった
今 そのヨウムは叱ると「アホ」と言い返し
メシを食ってる我々の横で「ちょーだいちょーだいちょーだいよっ」
と大声でわめき倒している
なるほどオウム返しはしない しないが買ったことを後悔している
その後また教育テレビで介護ザルのドキュメンタリーがあった
フサオマキザルというアメリカの猿で頚椎損傷の車椅子の人の世話を
それはもう甲斐甲斐しく世話を焼いていた
ヨウムの反省も忘れそのフサオマキザルの赤ちゃんを買った
家族の反対も介護してくれる猿やでと押し切った
今その猿は大事なタランチュラを噛み殺し
家中のモノを壊し気に入らなければ暴れまわる恐るべき暴君である
私が学んだことは教育テレビは見てはいけないということである