被害者と言うのは本人が悪くないのに
何らかの事故や犯罪に巻き込まれたりする事
そこらに転がっている交通事故や犯罪による被害者も
拉致による被害者も被害者と言う言葉で括れば同列であるはずだ
家族の嘆きは同じである 悲しみの差などあるはずも無い
不条理に対して諦める被害者家族も数限りない
私が不思議に思うのは
被害者にはヒエラルキーがあり
その頂点に拉致家族があると言わんばかりの家族会の言動である
自分達の悲劇は他の悲劇と比較にならない 
また比較してもらっちゃ困ると言う鼻持ちならない香りがする
国民総動員の同情が当たり前と言う風潮である
なんかもう赤狩りの様ですらある
曽我さんの家族に関しても何故日本に住まなければならないのか
私には全く理解出来ない
小泉がブッシュにジェンキンス訴追免除を頼んだ折
ブッシュが4人で北朝鮮に住めばいいんじゃないかと言ったことが
日本では非難轟々だった
私はこの時だけはブッシュが正しいと思ったが
メディアでそんな事を言うヤツは唯の一人もいなかった
ジェンキンス氏は望んで入った国であり
二人の子供は生まれも育ちも北朝鮮である
感覚も友人も言語も何もかも北朝鮮が全てである
いきなり外国に住めと言われる事に疑問は無いのだろうか
小さな子供ならわかる
もちろん母親の傍がいい
しかし成人した人間がそう簡単に突然異国に住むことが出来るのか
彼女達の選択肢は無いのか
それを何が何でも日本で4人一緒に住まわせると気違いじみた空気が
それ以外の意見を言うヤツは非国民であるかの勢いで駆け巡っている
蓮池さん地村さんの子供達も本当に日本に来て良かったのか
曽我さんを北朝鮮から日本に戻した時点で日本の仕事は終わりである
彼女の家族のことまであたかも義務であるかのような扱いは常軌を逸している
今度はジェンキンス氏の傷の具合がどうとかで日本で治療を受けさせると来た
もう恥も外聞もない
治療ならインドネシアでも出来る
あれだけインドネシアを利用しておいて
医療は任せられないと言うのなら失礼千万である
我田引水で日本に外国人犯罪者を連れてくることに
テレビも新聞も美談として上へ下への騒動だ
日本人であることを辞めたいと思う毎日である