性格というものは他者が決めるものであると言うのが私の持論だ
自己申告しても他人がそう思っていなければそうではないのである
役者やタレント及び歌手が
「自分は恥ずかしがりやですから」というのが確たる証拠だ
自己申告などおよそアテにはならないのである
私に対する他者の評価はと言うと
自己申告の上で対極にあると思っていた
「いかつい」「揚げ足取り」「自己中心的」「浅薄」「おっさん」「常に攻撃的」
である
あんまりではないか 極刑に等しい
可愛げが無いのも甚だしい
自分では常に謙虚で思慮深いとの評価を下していたのだが
そうは思っちゃくれないのが浮世の定めのようである
しかし一つだけ弁解させて欲しいことがある
「いかつい」と評価されるのはガタイの良さから来てるのではないか
確かに肩幅はかなり広い
二の腕は気の毒なほど太い
背中といえば太平洋の如く大きく刺青を頼めば通常の1.5倍は請求されそうである
女の体ではないな
しかしそんな外見を性格に変換して評価されるのは納得行かないではないか
文句はこんな体に生んだ親に言ってくれ
私だって出来ることならナイスバデーに生まれたかったさ
ほんのちょっとの布キレでこしらえたような服だって着てみたい
そんな乙女心にトドメを刺す「いかつい」の評価
げに浮世の風は冷たいのう