日本語は多様である
そうあってしかるべきで
文句を言う筋合いでないのは百も承知である
その百も承知の上で泣きたくなるような
聞いた瞬間
かくんと音を立てて関節が外れる様な
そんな日本語を最近よく見聞きする
「それちがくない?」
「それってへんくない?」
この文体にどんな言葉で対応すればいいのか
言葉は常に生まれ
そして別の言葉は死んでいく
そう頭に刻み込んで新しい言葉に対応していく
関節がいくつ外れようが
涙腺が緩もうが
そんな些末な事はお構いなく新しい言葉は生まれる
変遷するのは自然の流れである
分かっちゃぁいるが難しい事象である