藤田嗣治展に行ってきた
待ち侘びた展覧会であった
人の多さに皆も同じ気持ちであったと感じる
お目当ての「黒人の女」
やはり圧巻であった
絵葉書やポスターになるような
代表となる絵ではない
小さな油絵である
正面の黒人の女を顔の途中から描き
後ろにもう一人女がいる
そして子どもが抱かれている
何故この構図なのか
彼の描く曲線には
柔軟さと力強さを併せ持つ
圧倒的な上手さがある
渦中の和田某氏には
こういった才能の微塵もなかったのであろう
模写の技術以外の才能に恵まれず
プライドだけは枯れずに残ってしまった
彼のコメントは哀れさを誘う
もう日本語が崩壊している
ピカソダヴィンチやミケランジェロ
引き合いに出し
自分を同じ位置づけにして話す
しかし内容は支離滅裂で
話の前後が繋がらない
彼の授業はさぞ難解だったであろう
一般人には分からない
専門家が見れば違いは一目瞭然と
居丈高に言い放ち
専門家に模写と指摘されている現実
おばさんは胸が痛い
これは疑惑のレベルか
日本から遠く離れた国で出来上がった絵が
全く同じに出来上がるこの奇跡
色も構図も寸分違わずぴったり合致
学生へのセクハラで大学クビになったり
おびただしい数を盗作したりする男が
日本絵画界の重鎮であるという
あまりにも悲しすぎるお話
彼の今後はちょっと厳しい