晦日に診てくれる病院は限られており
大きな病院にも断られた為に現在の病院に入院しているが
この病院がスゴイのである
同室に二人韓国人がいるのだが
65歳のおっさんの方は信じられない程に声がデカく
起きている間中喋っている 当然他の患者は眠れない
くしゃみも
ハーックションくそっほんま腹立つボケぇ
と言うのがセットになっておりそのセットを連続で5.6回するのだ
律儀なのであろう 必ずフルセットのくしゃみをする
3時間しか効かないモルヒネは6時間間隔でしか打ってもらえず
連れ合いがうとうと眠れるのはその貴重な3時間なのだが
向かいのおやじはそんなことはお構いなくくしゃみをする
その度に連れ合いは目を覚まし勘弁してくれと涙目になる
看護士にも大声で喋る為に一昨日などは
それに腹を立てた糖尿病の若者が
「ええかげんにせんかい うるさいっちゅうのがわからんのか
お前の心臓止めたろか ぼけ」とケンカが始まった
看護士が士長を呼びに行きやっと止まったのである
もう一人の韓国人は見舞いに来るヨメの声がこれまた滅茶苦茶デカイのだ
こちらに来て間がないのかおぼつかない日本語を大声で喋るのである
韓国の方々は個室と大部屋の違いを理解されていない様である
個室は無いのかと聞いたが満室でどうにも出来ないと断られた
昨日の昼食から重湯が出るようになったが
重湯に牛乳が付いていた
確か乳製品はしばらくご法度ではなかったかと看護士に聞けば
「えーっなんで牛乳出てるん 絶対あきませんよ飲んだら
一体どうなってるんやろ 膵炎の患者に牛乳やなんて
ちゃんと言っておきます」と言いながら夕食にもきっちり牛乳が付いてきた
私が飲んだ
特筆すべきは12月分の請求書を渡されたのは
この5人部屋でウチだけだったのだ
なんと他の4人は皆生活保護を受けているのである
糖尿病の青年も退院しても住む家がなく
民生委員とダイケンホームの社員が病室に来て
21日には入れるようにしますと話していた
彼は退院出来る体であるにもかかわらず家が決まらない為に入院している
身長は160センチ程度なのに体重は98キロだ
肥満で糖尿で生活保護
無敵である
近い未来に健康保険が破綻するのは間違いないと絶対の自信を持った
持ちたくないものを持って悲しい