じいさんになったイーグルスが再結成して来日する
私の高校時代はクイーンとイーグルスだった
しかしその当時私が彼らを好きだと知っていた人間は皆無だ
中学の頃クリームやツェッペリンに必死な男子が多く
クラプトンやジミー・ペイジのギターがいかに凄いかを知った風に話していた
け ダサい男共が何言ってんだか 
何がツェッペリンだよ ばーか
ちんちんに毛が生えたか生えないかのお前らに何が分かると
ちんちんに毛が生え始めた私はいつも彼らを馬鹿にしていた
可愛い私は意地でもそういった音楽を聴かず
じゃ私は黒人さと今では死語になったソウルミュージックを聞いていた
ソウルトレインを見ながらダンスとは口が裂けても呼べない
ヘンな踊りをを一人で踊ってもいた
そんな可愛い女子中学生が女子高生となりクイーンを聴き腰を抜かし
イーグルスを聴き心地良さに酔った
しかしクイーン好きもイーグルス好きも私の嫌いなヤツばっかり
私が好きだと知って声を掛けられたらたまらんと
純情可憐な私は一切口に出さなかった
一人でイーグルスの来日公演も行った
思い出しても反吐が出る程である 可愛げの無さもここまで来ると異常である
私が何か犯罪を犯し同級生にインタビューなんぞされたら目も当てられない
彼女ならやりかねないと思っていた
当時から最低のオンナでしたね そんな誉め言葉のオンパレードだろう
その懐かしいイーグルス
来日直前のインタビューを見たが見事にじいさんである
ドン・ヘンリー あんなにとんがっていた顔と体は何処へ行った
二重あごでドテッ腹
グレン・フライが好きでソロになって来日した時も見に行ったが
童顔の彼もやはりじいさんになっていた
懐かしくも恥ずかしい過去を思い出させてくれたイーグルス来日
消しゴムで消せるものなら消したい過去である