昨日駅前のスーパーで買い物を終えて
自転車に乗ろうとした時のことである
おばさんが「ちょっと」と警備員に声をかけていた
「この自転車持ち上げて 溝にはまったから」
と言っているのである
耳を疑うご発言である
己の不注意で溝にはめた自転車を
人にそれも赤の他人にモノを頼む時に
すむませんがやお願いしますの言葉を一切要れず
おまけに頼んでいる様子ではなく
あたかもそれが警備員の仕事であるかの如くの物言いである
時々こういう物言いをする人間にお目にかかる事があるが
彼らの送って来た人生とは一体どういうものなのだろうか
このぞんざいな物言いに老若男女の差はない
彼らは逆の立場になった時に一切の不快感を感じないのだろうか
不思議な人種である
人が相手に与える印象の全ては態度だと思うが
そんな瑣末な事は諸ともしないツワモノがそこかしこにいる